鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

ヨメ、ハタチ。

新刊コーナーに並んでいた。「ちびとぼく」で私屋カヲルのファンになった僕は迷わず買う。

オットの顔が森下裕美の「ここだけのふたり!!」のツマに似ているのはアレだが、ほのぼのとした画風で時折(新婚夫婦に相応しい)エッチな話題もまじり、妙に艶めかしい。

帯に「本当に新婚一年目の作者が描く……」とあるので、てっきり本書が発売された時点(2008年1月)で新婚一年目なのかと思ったが、公式サイト「オじゃなくてヲ」の日記を見る限りでは、以前から「オット」が登場している。この作品が初めて雑誌に掲載されたのは2004年の12月号。その時点で一年ということか?

2003年12月に「彼氏のおばあさんが……」という記述があり、この時点では独身だったのだろう。2004年1月には「相方の帰省につきあって……」と呼び名が微妙に変わる。2月には「相方から風邪をもらってしまった」、3月には「夜中に帰ってきた相方と晩酌」などとあるので、この時には既に結婚しているのではないか。しかしその間、結婚したとか式を挙げたとか籍を入れたとかいう記述は見当たらない。

しばらく月に一度くらいのペースで相方さんの話題があり、2005年4月から呼び名が「オット」に変わった。少なくとも現時点で、3年以上経つのは間違いなさそうだ。

(別ブログより転載/original : 2008-03-04)