歌野晶午を読むのは久しぶりだ。連作短編集。トリックにも無理がなく、伏線の張り方も自然で悪くない。
タイトルを見て、舞田ひとみという11歳の少女が探偵役をやるのかと思い、それはいくらなんでも……と思ったが、実際はそうではなく、舞田ひとみの何気ない一言や行動から、探偵役が(それをヒントとして)真相にたどりつくという仕掛けで、これも悪くないやり方だと思った。
舞田ひとみが結構かわいい。それも本作の魅力のひとつかと思う。
- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/07/08
- メディア: 文庫
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