鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

奇妙な味わいの連作ミステリー

なんとも奇妙な作品である。蒼井上鷹といえば奇妙に決まっている、と言ってしまえばそれまでだが、ここではダールに対する評のようなポジティブなものではなく、他に書きようがなくて書いている。何とも評価に困る作品である。

4編からなる連作短編集。ミステリーとして、それなりに面白くは読める。が、どうもストンと落ちる話ではなく、もやもやが残る。「そりゃないだろう」とまでは思わないが、「やられた!」という感じではない。

ともあれ、蒼井上鷹は目についたら今後とも読むだろうけど。

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(2011/12/18)