鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

小夜しぐれ

第一話、種市の別れた妻登場。おつるの死の真相判明。
第二話、吉原の花見の宴の料理を澪が担当することに。
第三話、伊勢屋のじゃじゃ馬娘・美緒は、源斉を一途に思っていたが、ついに親の薦めに従い番頭の爽助を婿に取ることに。祝言の料理担当は澪。
第四話、澪の想い人である小松原こと、御膳奉行・小野寺数馬の物語。

相変わらず面白い。今回初めて澪が主人公でない、いわゆるサイドストーリーが描かれた。サイドに力を入れ過ぎると収拾がつかなくなる恐れがあるが、短くまとまっており好印象。

芳の息子・佐兵衛が目撃される。生きていたのだ。この伏線は既に長い間引っ張っているからそろそろ進展が欲しいところだが、存在が確認されれば次の巻では展開があるかも知れない。

続きが早く読みたい。しかし6巻が手元にない!