鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

これが引き出し技法だっ!「だしの取り方」

本には厚いものもあれば薄いものもあるが、紙の書籍の場合は、印刷や販売の都合上、薄いといっても限度があり、厚いといっても限度がある。電子書籍でも、紙の書籍を電子化したものは当然その影響を受けるが、はじめからそのようなことは想定していない青空文庫の場合、意外な量に驚くことがある。

本作をダウンロードした時、丸々一冊だしの話か、さすが魯山人、と思ったが、数ページのショートエッセイであった。

ちなみに、「美味しんぼ」という漫画で海原雄山が初登場する回では、雄山・山岡ともだしについて講釈を垂れるが、ともに本作品の受け売りであった。

(2015/4/12 記)