鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「信長協奏曲」18

信長協奏曲」は漫画史に残る傑作で、現在連載中の作品の中では一押し作品。本日最新刊の18巻発売。

これまでも、本多忠勝はいい味を出していたが、本巻では榊原康政との掛け合い漫才に何度も爆笑させられた。

井伊万千代は、井伊直政として再登場。

過去の感動シーンのひとつに、浅井が織田に敗れた時に、市が茶々に向かって「その身に織田と浅井の血が流れていることに誇りを持って行きよ」と言われたことを茶々が覚えていて、「この身に織田と浅井の血が流れていることに誇りを持っています」「茶々はせんごくのおなごです」と告げるシーンは可愛くも切なかった。

それにしても、いよいよ天正十年である。帰蝶もサブローの正体にほぼ気付いている。この年に何が起きるのか? その後はどのように物語が進むのか? 気になって仕方のないところだが、ここ数巻、物語の進み具合は遅い。あまり気を持たせず、テンポよく進んでほしい。