鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「コーポ失楽園」

五十嵐正邦を検索していて「コーポ失楽園」を見つけ、「えっ、これも五十嵐正邦だったの!?」と驚愕した。この作品は「少年マガジン」に連載されていた時に一応読んでいたが、はっきりいってあまり面白いものとは言えなかったし、絵柄も内容も、今の五十嵐正邦とはかけ離れていて、同一の作者だとは思っていなかったのだ。

とはいえ5年以上前の作品で、今となっては記憶も曖昧。五十嵐正邦らしさが感じられるならと思い、購入してみた。

で、改めて読んだ上で書くが、本作はクソ詰まらない。女の子はかわいくないし、ギャグもすべっている。とにかく設定が面白くないのでどうしようもない。

逆に言うと、このような作品を書いた人が、数年後には「川柳少女」を生み出すのだから、創作というのはわからないものだ。

(2019/8/28 記)