鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「川柳少女」9

8巻が出たのが3月、それなのに6月に9巻、7月に10巻が発売されていた。単行本一冊の原稿がたまるのに休載がなくても3ヵ月半かかるのだから、このペースは異常である。

と思ったら、なんと9巻は全編書き下ろしなのだった。週刊連載をやりつつ、単行本一冊分を書き溜めるとは、すごいな……。それだけの時間を捻出する、ということもそうだが、書き溜めるということは、書いた分に関して周囲の反応が得られないわけで、よくモチベーションが維持できるなあと妙なところが気になってしまう。

で、今回は一冊丸々琴姉の話。長編である。琴の微妙な気持ちの揺れをきとんと描き、それを理解するためには、小出しにせず、じっくり読むべき話なのかも知れない。

(2019/10/1 記)


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