鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「プレイボール2」1 - 5

「プレイボール2」の連載が始まった時は大きな期待をし、リアルタイムで読みたかったから掲載誌のグランドジャンプの購読を始めたのだが、4巻が終わるあたりで、今後は単行本を買えば雑誌はいらないな、と判断しグランドジャンプの購読を中止。つまり4巻の最終話は雑誌で読み、その後ずっと読んでいなかったから、続きがずっと気になっていた。待ちに待った新刊である。

「プレイボール2」は、話としては「プレイボール」の最終話から続いているが、谷口やイガラシの容貌は、谷口が中学三年生(つまり「キャプテン」)の時のものである。特にイガラシは性格的にも生意気で自己中心的なところがあるなど、中一時に戻ってしまっている。

自分は「キャプテン」「プレーボール」に登場したあまたの選手の中で最も素質に恵まれているのは井口だと思っていた。だからここまで井口が中心に描かれているのはとても嬉しい。しかしイガラシも、中学時代に心身ともに大きく成長している。だからこそ全国制覇ができたのである。その成長が「なかったこと」になっているのはちょっと悲しい。

プレイボール2(5) (ジャンプコミックス)

プレイボール2(5) (ジャンプコミックス)