鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「幸せカナコの殺し屋生活」1

若林稔弥は昨年まで少年マガジンで「徒然チルドレン」を連載していた。高校生の内面の葛藤を、ねちっこく、ユーモラスに描くことに関しては天下一品。単行本は3巻までしか買っていないが、少年マガジンを購読していた頃は欠かさず読んでいた。

その若林の新作の単行本が出たというので購入。カナコは勤め先があまりにブラックなので辞め、転職活動をするが、転職先の仕事は「殺し屋」だった。そうとは知らず入ってしまったカナコは……という話。荒唐無稽の設定も面白いが、いざ人を殺さなければならなくなった時のカナコの葛藤がいかにも若林風でとてもよい。


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(2019/11/5 記)