鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「プレイボール2」7

高校生になって精神的に大きな成長があったはずの井口までが、イガラシに続いてお子ちゃま返りを見せる。谷口の決断力のなさは相変わらず。こういう時こそ倉橋がビシっと言うべきだと思うが、「谷口のやりたいようにやらせるのが一番いい」などと開き直ってしまうありさま。

墨谷二高の最大の欠点である「大人の指導者がいないこと」がこういうかたちでさらけ出されてしまっているわけだ。「キャプテン」で見せたように、子どもだけの力で全国大会を勝ち抜くことなどありえない、というコージィ城倉アイロニーなのだろうか? ちょっと切ない。


漫画・コミックランキング

(2019/11/10 記)