鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「酒と恋には酔って然るべき」1

  • はるこ「酒と恋には酔って然るべき」1

主人公の藤井松子は、32歳の独身会社員で彼氏なし。職場の後輩男子(今泉)とひょんなことから差し飲みすることになり、ちょっといい雰囲気になり、ひょんなことから彼を自宅に招待することになった……。

エプロンをして食事の支度をする藤井のエプロンの紐を今泉が引っ張るので、これは! 脱がそうとしているわけだね! 大人だから! とワクワクしながらページをめくったら、「ちゃんとエプロン着けるんですね」と言うだけでおしまい。期待させておいてそれだけか!!

藤井は今泉に淡い気持ちを抱き、いろいろと期待をしてしまうのだが、今泉には全くその気はないようで、手も握らずに終わる。ナーンダそういうんじゃなかったのか、と藤井と読者はガッカリしつつも、これで終わりかと思うと、今泉は藤井が嫌いというわけでもないらしく、その後もいろいろとちょっかいをかけてくる。

というように書いていくと恋愛もののようにも思えるが、恋愛要素よりもお酒要素の方が多い。全体としては、おいしいお酒や、酒のつまみや、粋な酒の飲み方を紹介している作品だというのが当たっているといえる。もう少し恋愛要素強めでいってほしいのだが……

絵柄はきれいで好みのタイプだが、2巻を購入するかどうかは検討中。


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(2020/2/5 記)