鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「博士の愛した数式」

昨日、映画のことを思い出していたら猛烈に原作が読み返したくなり、kindleで購入して読み始めた。

面白い。素晴らしい。これはとてもよくできた小説であり、当時高い評価を受けたのもうなずける。

ところで、「映画では深い関係があったように描かれていた」のが気に入らないと思っていたが、その関係は原作においても明言されていた。初めて読んだ時は単なる姉弟であり、家族としての情愛としか思わなかったのだが、それでは博士と数学を通じて心を通わせるようになった家政婦の「私」にいじわるをする姉の気持ちが理解できない。

二人はいつからそのような関係になったのか。その時、姉の夫は生きていたのか。気になるところだ。


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