鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「佐伯さんは眠ってる」1

当初は、森繁拓真の「となりの関くん」、福田泰宏の「まどからマドカちゃん」の系譜になる「シュールな隣人観察もの」かと思った。類似点も見いだせるが、佐伯さんの性格はややシュールな点はあるものの、行動はちゃんと現代科学で説明できる範囲内に収まっている。

その上、佐伯さんの活動範囲は広い。授業だけでも教室内だけでなく、体育、理科の実験と多岐にわたり、さらに掃除、委員会活動、そして帰宅(帰途)、自宅とさまざまなシーンが描かれる。もっとも、そのほとんどで時宮が隣にいるわけだが。

普通の学園ラブコメとも違う。まあ、「普通の学園ラブコメ」が何かといわれても定義できないのだが、明らかに異質だ。

本作のハイライトは、第8話の終盤の佐伯さんの(時宮くんへの)セリフだろう。破壊力抜群。

「時宮くんになら、いいよ」

時宮も読者も、クラクラやられたところで次の巻へ。



漫画・コミックランキング