鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「家政夫のナギサさん」1

ドラマの原作本。四ツ原フリコは以前から知っていて、このブログでも何冊か紹介しているが、本作はドラマを先に見始めてしまったため、ドラマを完走するまでは原作は読まないことにしていた。ドラマが終わり、恐らく最終巻と思われる11巻も刊行されたので、一気に読むことにした。

電子書籍ではよく、普通の(300ページ弱の)分量の単行本とは別に、数十ページの分冊版を制作して安く販売することがある(プチキスシリーズなど)。ちょっとお試しで一話だけ読みたいとか、ある特定の話だけ読みたいとかいう人もいるだろうから、たとえ数ページでも本として販売できる電子書籍の強みである。ただし、揃えるつもりならば、徒らに冊数が増え管理が大変になるばかりなので、むしろ一冊の分量が多い方がいい。

ところが本作は、分冊版相当の30ページ前後のものしかないようなのである。管理も、読み進むにも、ちょいと面倒だが致し方ない。何より驚いたのは、全11冊(恐らく)というのはこの分冊版の話なのである。普通の単行本なら1.2冊程度。短い話なのだ。それで1クール+SPのテレビドラマを作ってしまったのだ。なかなか驚きである。


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