鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「家政夫のナギサさん」6

内容

ナギサのMR時代の回想。ナギサの母と後輩・箸尾登場。

ナギサがMRに転職したのは母親の心疾患がきっかけだった。

メイは客先訪問に必要な書類を自宅に忘れてしまう。取りに帰っている時間がなく、思い余ってナギサに連絡をしてみたら病院まで持参してくれた。その待合室にいた人にナギサが心を奪われている様子を見て、メイはナギサの過去に関係があると直感。

メイはアポも取らずナギサの家に押しかけ、料理をするが、それは「ギリギリ食べ物です」というレベルのもの。そして、「弱みを握りたいから話をしてほしい」と直談判。そう言われてナギサの頭に思い浮かんだのはかつての後輩・箸尾だった……

雑感

メイはこうと決めたら押しの一手だが、その押しの強さは確かに見るべきものがあり、なるほど営業成績がいいと豪語するのも頷ける。押しの一手では若い時は通用してもすぐに壁にぶつかるとは思うが、押せない人は営業として務まらないので、強引ではあるが、ここはなかなか興味深いシーンである。

しかし、母親が病気になってからMRに転職するのは、いくらなんでもタイミングが遅すぎるのではないか。それなら、伝手をたどって医療関係者を探し、教えを乞うたり、セカンドオピニオンを活用したり、といった方がまっとうだと思うが……。



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