鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ゲゲゲの鬼太郎」1

kindleで見つけ、思わず購入。こんな本もあるのだなあ。

もともとはテレビアニメを見て「鬼太郎」を知った自分は、鬼太郎というのは人間の見方で、超常現象や悪い妖怪から人間を守ってくれる、正義の味方だと信じていたから、長じてのち、初めて原作を単行本で読んだ時は驚いたものだ。鬼太郎が生まれた経緯や、目玉の親父は初めから目玉だったわけではない、というような話は別冊に描かれた番外編のようなものだから置いておくとして、「週刊少年マガジン」連載第一話たる「地獄流し」(1965年10月10日号)では、鬼太郎が人間をからかって喜ぶ話なのだ。

鬼太郎は妖怪なのだから、この方がしっくりくる。小さな水晶石を覗くと不思議な世界が見えるが、向こうからも覗かれている、など、たいへん興味深い。


漫画・コミックランキング