鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「かわいすぎる男子がお家で待っています」3

  • 高瀬わか「かわいすぎる男子がお家で待っています」3(マーガレットコミックス)

待ちに待った3巻が発売された。これは事前に知っていたため、予約していたから即日入手することができた。

新キャラ・もえ登場。ハルのことを好きになるので、レオと三角関係になると思いきや、レオとも仲良しになり……

相変わらず登場人物が美形ばかりで見ているのは楽しい。単純に顔が……というのではなく、服装とか、仕草とか。よく工夫しているなと思う。

しかし、中途半端な状況のまま引っ張るのも、飽きてきた。そろそろ次の展開がほしい。

ところで、ハルが、お客さんが選ぼうとしたものをやめさせて、別の(もっと安い)服を薦めたことを先輩からこっぴどく怒られるシーンがあるが、これは怒る方が疑問である。ハルは似合うと思う方の服を薦めたのであり、客もその点を納得して喜んで買ったのだ。最初の服のままだったら、迷った挙句、買わずに帰ったかも知れない。だから、「安い方」という比較が既におかしい。それに、この手の店で重要なのはリピーターを作ることで、そうであれば一回の単価などたいして問題ではないはずだ。まあ、いきなり「似合わない」と言い切ってしまったのは問題だったかも知れないが、この客に対してはむしろそのひとことから似合う服を見つけることができたのだ。

「いつでもうまくいくとは限らないのだから、次回から、言葉遣いに気を付けてね」と軽く注意すれば済むところだろう。むしろ初めての接客で、客が喜んで服を一着買っていったのは褒めるべきだろう。