昨日、「×華のやらかし日記」を「毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」の続編と紹介したが、本当の続編は本書であるようだ。
似たようなタイトルの本がたくさんあって、順序がわからなかったため、Wikipediaを頼ったところ、このシリーズとして
- 「毎日やらかしてます。」(2012年6月20日初版発行)
- 「×華のやらかし日記」(2013年4月20日初版発行)
- 「ますます毎日やらかしてます。」(2014年7月1日初版発行)
- 「こりずに毎日やらかしてます。」(2016年5月1日初版発行)
…………
というように書いてあったから信じてのである。もっとも、これはすべてぶんか社の「本当にあった笑える話」という雑誌に掲載された沖田×華のコミックエッセイ、とカテゴライズされるもので、単行本の発行日からいえば確かにこの順になる。その意味で、Wikipediaが必ずしも間違っているわけではない。
しかし、本書の冒頭で、これは「毎日やらかしてます。」の続編である、と明言されているのだ。それを読んで、あ、やっぱり、と思った次第。
「×華のやらかし日記」を読んだ時、変な気がしたのだ。「毎日やらかしてます。」はAS(アスペルガー)である作者が、それによって毎日(いろいろな失敗を)やらかしていることを描いた話だったのに、「×華のやらかし日記」は整形のことや風俗体験のことばかりで、病気の話は出てこず、「やらかす」内容がかなり異なっていたからだ。ASの話はもうやめて、別のことでやらかす話に方向転換したのか、だとすると、このあとはどうなるのだろう、と疑問に感じたので。
というわけで、本書は「AS(アスペルガー)である作者が、それによって毎日(いろいろな失敗を)やらかしていることを描いた話」の第二弾である。