鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「それでも歩は寄せてくる」1

からかい上手は小学館だが、本作は少年マガジン連載。「将棋の渡辺くん」を読んで読みたくなり、1巻を買ってみた。

同じパターンを繰り返しているのだが、飽きない。登場人物は限られているのだが、それを感じさせない。こういうのが作者の腕なのかと思う。

歩もうるしもかわいくて、続きが欲しくなる。

ところで、本作の連載が始まった頃は「少年マガジン」の購読はやめていたけれど、ところどころ見覚えがある。少年マガジンは何かと手にする機会はあるから、それで見たのだろう。

面白いのは、その時はこの作品には全く目が留まらなかったということである。続きをよみたいとも思わなかったし、うるしが可愛いとも思わなかった。今はかわいいと思う。こういう変化は我ながら興味深い。


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