内容
- マニトバ
- 素晴らしきシカゴ
- デスマスクの肖像
- 仮面の標的
- マッディブラッド
雑感
マニトバ
ゴルゴが街中で立っていた時に近くでハンドバッグを開けた女性がいたが、その音が拳銃の撃鉄を起こす音にそっくりだったため、反射的に殴りつけて気絶させてしまい、留置される。ゴルゴのこの習慣は、身を守るために身につけたものとされるが、ゴルゴに不利益をもたらすことの方が多いように思われる。
同じ標的を別口から依頼される初めてのケース。KGBの諜報員がCIAに寝返るのを防ぐため、KGBから狙撃の依頼を受けた(10万ドル)が、同じ相手に対し、カナダの公安諜報部から、スパイであることを理由にやはり狙撃の依頼を受けた(5万ドル)。ゴルゴも初めてのことだったようだが、二度目に依頼してきた公安諜報部に対して即座に、引き受けるが、報酬はいらないと答えている。以後、以来が重なった場合はこのルールが適用される。ただ、報酬は断わったがアシスタントは受け入れている。手助けは特に必要なかったと思うが、これは謎。CIAがなぜ襲ってきたのかも謎。
素晴らしきシカゴ
ゴルゴがテロリストを探し出すところから依頼を受けた、これも珍しいパターン。よくこのような面倒な依頼を受けたものだと思う。
デスマスクの肖像
かつてゴルゴに依頼したことのある人間が、政敵を倒したことで知事にのしあがったが、ふとゴルゴを見かけ、自分が出世したのを知って自分を脅迫しに来たのだと思い込み、ゴルゴを襲おうとして返り討ちにされる。
仮面の標的
ゴルゴに替え玉を殺させ、安全圏に逃げようとしたが、ゴルゴに見破られ……のパターン。ゴルゴにすべてを正直に話せばゴルゴに狙われることはないが、ゴルゴを騙そうとすると、必ず不幸な目に遭う。もっとも、漫画の読者であるわれわれは、なんでゴルゴを騙そうとするかねえ、と思うけど、いくらその道の専門家だと紹介されたとしても、こういう人物を信頼し、すべてを話そうとは普通の人は思わない。