鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ちびとぼく」1

私屋カヲルを知るきっかけになった作品であり、自分が考える私屋カヲルの代表作。というのは、話がおもしろいこと、キャラクターが魅力的であること、そして絵は誰かの作風を想起させることのなりオリジナルな絵柄であり、安定していること。全10巻は私屋カヲルの作品の中で断トツで長いと思ったら、「こどものじかん」は全14巻でした。世間的にはこちらが代表作になるのかな(アニメ化もされたしな)。

猫漫画だから、基本的には可愛いのだけど、実は主人公(主猫公か)のちびは、あまりかわいくない。超美人というわけではないし、性格も……いや、そこが可愛いんだけど。本作の本質はギャグ漫画なのだと思う。ちびを溺愛する「ぼく」やちょっと天然の母、そしてボケ担当の盆栽ジジイは早くも第一巻から登場している。

ちびを中心とした、こうした人たちのドタバタが楽しいのだ。


漫画・コミックランキング