kindle版は2019年11月1日、グループ・ゼロ刊。chapter 5~9を収録。オリジナル単行本(1巻)の後半部分と思われる。
表紙はchapter 3の扉絵を反転させたもの。左上の顔のアップはオリジナル2巻(分冊版4巻)の表紙の顔の部分を切り取り、反転させたもの。背景に女性4~5人が着替えているシーンが描かれているが、これはどこから持ってきたか不明。
ダンがかおるのことをどこまで本気で好きなのかはわからないが、積極的なかおるとの付き合いはまんざらでもない様子。手を握ったりキスしたりはするが、早くその先に進みたいダンと、そこまでする気はなくはぐらかすかおるとのおっかけっこ。そこは有村しのぶであるから、かおるのおっぱいがベロンとしたり、屋外で放尿するシーンがあったりする。
一方、同居する百合絵ともきわどい場面がある。久作と良行が不在の日に一緒に酒を飲み、胸に触るシーンもあった。
このあたりはちょっとエッチなただの恋愛物語。
後半で、ダン(とカブ)の目的は、かおるが「沢野竜次」に出会うまで監視することが目的だとわかる。
chapter 8で、二人は旅行に行って温泉旅館に泊まるが、そこへカブがダンに電話して、浮かれていないで目的を忘れるなと釘を刺し、ダンが監視のために付き合っているのはわかっている、と答え、それを聞いたかおるが驚き、絶望して湖に入水自殺を図る。それに気づいた男が飛び込んで救出するが、それが沢野竜次だった。
しかも、その沢野竜次は教育実習生としてダン、かおるの学校へやって来たのだった。
ダンは今回の一件でかおるからの信頼をなくし、かおるは沢野に急接近。もともとダンとカブは沢野とかおるの交際阻止が目的。ということは、沢野とかおるは付き合う運命にあるということか?