鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「SAL」

  • Sal Jiang「SAL」(アクションコミックス)

2022年4月21日刊。

今朝の東京新聞のコラムでブルボン小林がSal Jiang(サルチャン)の「白と黒」を紹介していた。知らない名である。絵柄がきれいで惹かれるものがあるが、紹介された内容だけでは迷うものがあった。調べてみるとほかにも著書はあり、本作は短編集なので、これならどういう作家かがわかるだろうととりあえず購入することにした。

さっそく読んでみて衝撃を受けた。

改めてAmazonの紹介記事を読むと「GLコミック新時代の旗手」とある。GLコミックとは初めて聞く言葉だが、恐らくGirls Loveの意味であろう。すべての作品が女性×女性の恋愛を描いたものであった。

女性×女性の恋愛漫画を、恐らく初めて読む。異性間の恋愛だって、好きになったからといってそれを簡単に口に出せるものではなく、思い切って告白しても成就するとは限らない。が、同性間の場合はその何倍も高い敷居があるだろう。相手も同性愛者である可能性は少なく、そうでない場合、変態扱いされるか犯罪者を見るような目で見られるリスクを覚悟しないといけない。だからこそ、より一層その「思い」はピュアなものであるように思われる。

本作の登場人物たちは、それぞれに、とても可愛い。

あと、本書に掲載されている作品は「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」番外編以外は同人誌時代の作品だそうで、絵といい話の展開のさせ方といい、近年の同人誌はどれだけレベルが高いのかと、そのことにも驚く。



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