鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「私たちにはおかまいなく」

オリジナルは2018年8月19日刊。kindle版は2020年3月6日刊。表紙などを含め、全34ページ。「黒でなく、白出ない」に続く作品。

山野辺先輩と小森の話。連作短編集、全8話。

山野辺と小森は、女性であり、会社の同僚である。ともに恋愛の対象は女性で、かつ、特定の相手はおらず、ワンナイトを楽しんでいるようだ。ある日、ラブホテルでバッタリ出会い、お互いの「共通するもの」を知って急速に仲良くなる。

が、互いに相手は好みのタイプではないらしく、付き合うわけではない。また、好みのタイプも異なり、同じ相手を取り合うこともない。あくまで「共通するものがある」関係。恋人ではなく、友人でもない。でも親しい。どういう関係だということなんだろう。オタ仲間に近いのかな。

面白い話だが短くて残念と思ったら、「ヒトゴトですから!」という作品(全3巻)は、山辺と小森が主人公なのだそうだ。ぜひ読まねば。



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