- 納豆まぜお「獄中書評ごくどくっ」(ナンバーナイン)
2019年1月19日刊。
服役中の囚人が獄中で読んだ本の感想を述べる体の作品。当初は架空の本なのかと思ったが、そうではなく、実在の本だった。取り上げられるのは下記の本。
- 白鳥士郎「のうりん」
- 山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」
- 水嶋かおりん「風俗で働いたら人生変わったwww」
- クリスティナ・ベイカー・クライン、田栗美奈子訳「孤児列車」
- 西加奈子「サラバ!」(上下)
- パトリック・ジュースキント、池内紀訳「香水」
- 大崎善生「将棋の子」
自分が読んだことのある本が一冊もないため、感想が妥当なものなのかどうかはわからない。
感想というより、最近よくある、内容を簡単に教えてくれ、本を読んだ気にさせる作品。
納豆まぜおの多彩さに驚く。
服役中の囚人という設定がどこで生きていたのか、最後まで謎。