鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「天才アミバの異世界覇王伝説」3(新刊)

2022年12月20日刊。

魔法学校に入学することになったアミバ。そこで学校一の美女と出会い、恋に落ちる。この美女はユリア(似の女)というわけではなく、アニメ顔のかわいい子だ。つまり原哲夫の作風ではない子だ。敢えてのことであろうが、もともと絵のコピーがうまくなくて、アミバにしても、明らかに原哲夫のタッチではない顔をすることがしばしばあるから、だんだん何でもありになってきた感がある。

風のジューザ、ではなくシューザ、悪鬼のフドウ、ではなくブドーも登場。有名キャラを出せばいいのかというと……

異世界ときたら次は魔法学校なのかも知れないが、学校の制服はアミバに似合わない(その装いがギャグになってしまう)。魔法を習得してやると意気込んでいる割に、北斗神拳の技を見せつけて周囲をひれふさせようとしたり(周囲の人の技を吸収するのではないのか?)、だんだん外れてきたように感じる。

改めて一巻から読み直してみたら、一巻は抜群に面白い。そろそろ終わらせ時か。



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