鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「厄(やく)いよ! アラクシュミ」2

2022年10月28日刊。比較的最近の本だ。

先輩風邪をふかすことでなんとか自我を保っているアラクシュミだが、サラスヴァティ(一巻で登場)に対してはつらいところだ。なにしろ、かつて自分をさんざん虐めてくれた相手だから。恨みは山ほどあるが、助ける義理は何もない。とはいえ相手は精神を病み、命の危険にある状態。何とか自分なりに折り合いをつけ、付き合っていこうとする姿勢は、コミカルではあるが、なかなか考えさせられる。

第17話、アラクシュミが次々と(小さな)災難に見舞われる話は、爆笑なのだが、ラストシーンはじーんときた。



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