- 影丸譲也「風の狩人」1、2、3(グループ・ゼロ)
1985年の作品らしい。OA(オフィス・オートメーション)、コンクリート・ジャングル、マスターライブラリー・テープ(MT)、タイム・シェアリング・システム(TSS)、テクノストレスなど、懐かしい言葉のオンパレードだ。
基本はアクション&サスペンス&お色気で、真樹日佐夫あたりの原作作品と類似のパターン。息を継がせぬ展開で、それなりに面白い。ただ、この事件がどのように解決したのか、尻切れ蜻蛉でわからず、天童の使った格闘技がなんなのかも不明なまま。その点は物足りない。
三冊に分かれているが、一冊70ページ弱なので、1~3巻で普通の単行本一巻のようなものだ。
影丸譲也の原作なしの作品は意外に多いようだ。見つかったら読んでみたい。