鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「1978年のまんが虫」(新刊)

2022年12月28日刊。発売後一ヵ月以内だから、ギリギリ新刊と銘打ってもいいか?

以前、「激マン」2(2021-11-07)でこのように書いた。

デビルマン」が抜群に面白いから、それにまつわる話も、断片的に紹介される元作品も、どれも面白い。この調子で、高橋留美子細野不二彦もこういう漫画を描いてくれないものか。

細野不二彦が描いてくれました。慶応義塾大学の学生として、スタジオぬえの社員になり、漫画家としてデビューする直前まで。これで終わりらしい。レビューには続編を望む声が多数あるけど、これはこれでいい終わり方だと思う。

「アドリブ・シネ倶楽部」などを読むと、やっぱり細野はKOボーイだなあ、俺ら田舎者とは違うなあと感じていたけど、細野自身、周囲の人たちに違和感を持っていたというのは面白い。

裕福な家庭だと思っていたが、家庭環境が予想外だった。もっとも、どこまで事実かはわからない。

全体としてよい作品だけど、冒頭で出て来たアグネス・チャンが美人でなかったのが残念だ。

さて、次は高橋留美子あだち充か?



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