鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「空気が「読める」新入社員と無愛想な先輩」3

  • 鳥原習「空気が「読める」新入社員と無愛想な先輩」3(一迅社

2022年9月24日刊。

国定くんは、自分の能力は、賢く生きろ、という意味で与えられたのだと解釈した。そして、地雷を避けたり、機嫌を取ったりして世渡りをしてきた。忍川は、どんな状況でも自分の信念に基づいて行動し、発言をする。嫌がっている後輩を強引に飲みに連れて行こうとした部長に口をはさんでネチネチ言われ、それをかばった国定に余計な仕事が降ってきたのを手伝おうとして、「俺を手伝うとますます部長ににらまれるよ」という国定に、「それは自分のために働いてくれた人を一人にするよりは大切なことじゃない」と言う。

国定と忍川にフラグが立ったのかと思ったが、そういうわけでもなかった。

慈先輩は誰にでもやさしい。最近、彼の誤解が少しずつ解けて周囲に人が集まるようになり、本人は喜んでいる。志野は、慈が他の人と仲良くしているのを見て焼きもちを焼いたり、そんな自分に自己嫌悪を抱いたり、自分の感情を持て余すようになる。せっかく慈と仲がいいので、この関係を壊したくないと考える一方、慈の「特別」になりたいという……恋愛あるあるですね。

慈の志野に対する気持ちは、他の人への気持ちと同じ……だと慈は思っていた。少なくともこれまでは(だから性的なことを考えなかったということか。ナットク)。が、今はどうなのか? 4巻に期待。



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