鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「幼なじみ短編集」

面白そうな恋愛短編集があると思って読み始めた。短編集の1、2、3巻という位置づけのようだ。1、2は本当の短編集。3は全1巻の長編。ここまで読んで、絵柄にも覚えがあるし、内容も断片的に記憶にある、と思って調べたところ、「あるコンビニ店員が恋する話」は今月読んだ「ある幼なじみが結婚するまでの話」のスピンオフのスピンオフという内容だそうだ。覚えがあるはずだ。というか、今月の話なのに覚えていなかったのか……

中高生くらいだと、幼馴染みだったり、友人だったり、恋人だったりといっても、結局、やっていることにそうたいした違いはない(高校生くらいになると、違うかも知れないけど)。だからこそ、逆に当人同時の気持ちの持ち方が大きく影響するわけで、そのあたりのフワフワ感が自分はとても好きである。そんなわけで「幼なじみ短編集」「恋バナ短編集」は、どちらもとても面白い。

「あるコンビニ店員が恋する話」は少し趣向が違い、ちゃんとした恋愛ドラマだ。これはこれで面白い。香港拳法に関する描写はちょっとアレだけど、これは格闘漫画ではないので。