鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「鋼の錬金術師」1, 2

月刊少年ガンガン」2001年8月号~2010年7月号連載作品。1巻は2002年1月22日刊、2巻は2002年5月22日刊。

荒川弘は「銀の匙 Silver Spoon」という作品は知っていたが(存在を知っていた意、読んではいない)、このようなガチの少年漫画を描いていたとは知らなかった。たまたま1巻を読んでみたところ夢中になり、2巻も購入。が、全27巻と知り、躊躇している。

錬金術(現実の錬金術とは少し違う、魔法のような術)の存在する世界を舞台と下ファンタジー作品。

エドとアルのエルリック兄弟は、流行り病で亡くなった母を生き返らせるため、人体錬成という禁忌を犯す。しかし母の錬成には失敗し、「対価」としてエドは左足を、アルは全てを失うが、エドは自らの右腕を対価にアルの魂だけを取り戻す。以後、エドは右腕と左足を機械で補い、アルは鎧を新たな身体として生きる。そして、失った肉体を取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る……。

2巻の最初の章に「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ」というセリフが登場。これか!! ネットミームとしてこのシーンを何度目にしたことであろうか。その元ネタはこれだったのか。

古典を読むとはこういうことだなあ、と感動すると同時に、漫画は20年で古典になるのだなあ、と感慨ん耽った。



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