鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「異形頭さんとニンゲンちゃん」1~6

  • 三毛たま「異形頭さんとニンゲンちゃん【連載版】」1, 2, 3, 4, 5, 6(ナンバーナイン

発行日 ページ数
1 2023年8月4日 41
2 2023年9月1日 44
3 2023年9月1日 40
4 2023年9月1日 54
5 2023年9月29日 49
6 2023年11月17日 48

舞台となる世界は人間から見て「異世界」に当たる。人間界で死ぬとたまにこの世界に転送されることがあるが、条件等は不明。ただしさほど珍しいものでもなく、この世界の生物は人間のことをある程度知っている。

ちかは、家族の中では搾取子で、勤め先はブラック、さらに度重なるパワハラに絶望し、自殺を試みたところ、この世界へ転送された。この世界では人間に人権はないが、たいていの場合ペットとして可愛がられる。ちかを飼うことになったラズフェルトは、ちかのかわいさに惚れ込み、本気で恋するが、そんなことを態度に表わしたら嫌われると思い、あくまで飼い主として接する。一方ちかも、ラズに恋するようになるが、その気持ちを伝えらえず……

という、両想いなのだけれどすれ違っている二人を延々と描いたもの。延々とかわいい。

異生物ということだが、体格は人間そのもので、なぜか日本語が使われている。生殖機能がどうなっているのかは不明かと思っていたら、過去には人間の女と交配し子を生した者もいるようだ。ということなると、われわれの世界における異国人のようなものか。人間は弱い立場の人種はもっぱら奴隷にしてきたが、この世界はペットにしている点は異なる。

お互いの気持ちを伝えあい、晴れて恋人になったあともすんなりとはいかない。深い関係を結びたいとお互いに思ってはいるが、異生物ゆえに恐れる気持ちもあり……

大事にされてはいるが、原則として働くことはできず、自立した生活が送れない。保護者たる異形頭がいなければ生きていくことはほぼ不可能。人間にとって住み心地がいいとはいえない。もっとも、元の世界で死ぬところだったのだから生きているだけでラッキーと思わなければいけないか。

近々、紙版が一迅社から出るというが、上記のどこまでをカバーするのか情報がない。重複購入は避けたいところ、こうした情報は早めに明らかにしてほしい。


漫画・コミックランキング