鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「清須会議」

2012年6月27日刊。

映画は何度か見て抜群に面白かった。原作本を見つけたので読んでみた。脚本・監督と同一人物だから当然ではあるが、同じテイストの作品で違和感はなかった。あまり小説を読んでいる気がしなかった、とも言える。

滝川一益を待って会議を一日伸ばす間、映画では駆けっこをするが、本作ではイノシシ狩りになっていた。イノシシ狩りを映像化するのは大変だろう。単なる駆けっこでも十分に織田信雄の間抜けさ加減が出ていた。

まあ「どうする家康」を見た今、織田信雄はそんなに間抜けじゃないという気持ちがあるので、このような間抜けな描写はステロタイプに見えてしまうが、それは言いがかりのようなものだろう。