鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ヘンな間取り」

2014年7月31日刊。

雨穴の小説のブームに乗っかった便乗本かと思ったが、発行日を確認するとこちらの方がずっと前。真面目な(?)ヘンな間取りの本だ。

問題があると思われる間取りを取り上げ、どこがおかしいかをひたすら指摘する本。とはいえ、都心では狭い土地に無理に家を建てるため、どうしても歪つな形になったり、間取りに無理ができたりする。また、「この部屋は周囲がすべて壁でドアがなく、どこからも入れない!」のような間取りがいくつも取り上げられていたが、これは恐らくドアを塗りつぶしてしまう表記ミス。あってはならないことのようだが、物件案内をこまめに見ていると、実はこの手の間取り図のミスは意外に目につく。

ほとんどがこの類の「ヘン」なので、間取り図ではなく、解説のツッコミで笑わせることになる。まあ、すべてが鋭いツッコミにはなっていないと言っておこう。自分は割と間取り図を見るのは好きなので、面白く読んだ。



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