鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「わたしが死んだ夜」(再読)

  • 曽祢まさこ「わたしが死んだ夜」(なかよしコミックス)

表題作は、以前読んだ時は不可避的な破局だと運命について考えさせられたものだが、再読してみたら、これレインがクソやん。

何事もなくて、クレアとエバが同時にレインを好きになったのなら悲劇だが、レインはクレアと付き合っていたわけでしょ。キスまでしたのだから、単なる友だちだとは言わせない。それなのに、町で見かけたかわいい子(エバ)をクレアとの待ち合わせの場所まで連れて来て、今日は一緒に過ごそうなどと言い出す。クレアが「私とエバとどっちが好きなの?」と聞いても、「君たち二人ともどっちもすてきだよ」などと言う。そんなアホなことがあるかいっ!