鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「日常の西餅」8

  • 西餅「日常の西餅」8

2024年8月1日刊。63ページ。知らいないうちに出ていた。

(新型コロナによる)非常事態宣言下の日常が描かれていて興味深い。いわく、同居していたパートナーと一時期険悪になって別れかけた、一人暮らしだから完全に人と会わなくなって病みかけた、など。非常事態宣言が間違っていたわけではないが、あれは多くの人に傷跡を残した出来事だったのだ。

前巻で山を遺産相続したとあったが、その後の顛末が結構恐ろしいことになっている。

「すべてお肉です」で乗り切った居酒屋のバイトの話。自分もかつて外国人を鮨屋に連れて行って、これは何かと訊かれ「This is fish, this is fish.」で乗り切ったことがあったのを思い出した。

どうでもいいけどAmazonでは「日常の西餅7」と表示されている。そのため「日常の西餅8」で検索しても出て来ない。レビュー欄で4ヵ月も前に指摘されているのに、いまだに直っていない。