鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「生産魔法師のらくらく辺境開拓 ~最強の亜人たちとホワイト国家を築きます!~」1

  • 原作・苗原一、漫画・酢忍、キャラクター原案・らむ屋「生産魔法師のらくらく辺境開拓 ~最強の亜人たちとホワイト国家を築きます!~」1(スクウェア・エニックス

2022年8月10日刊。原作は「小説家になろう」掲載作品。

生産魔法師のヨシュアはシュバルツ騎士団の団長ロイグの幼なじみであり、騎士団創成期からのメンバーだった。が、騎士団の方針をめぐってたびたびロイグと対立し、ついにロイグから給料泥棒と言われて騎士団を去ることになる。

その後のヨシュアの行動をみると、給料泥棒どころか実に有能であり、ヨシュアに去られたシュバルツがその後どうなるのかは気になるところだが、一巻では描かれない。

亜人狩りに襲われた鬼人族のイリア姫を救出した縁で鬼人の村で生活することになり、村の強化と生活の立て直しに力を貸すというストーリー。

単純に強い武器を作って提供しスゲーではなく、村の生活水準を上げるために、農作を教えようとしたり、環境を清潔にして病気を減らそうとしたりするところは興味深い。

イリアと軍団長ぽいメッテ(ともに若い美女)がヨシュアの寝所に勝手に忍び込み、隣で寝ているのはお約束。ただし気付いたヨシュアが驚くだけで、何も起こらない。ヨシュアもやめろとは言わず、毎晩これが繰り返されている模様。

その後命を救った人狼が人間化すると美少女で、この子もヨシュアが寝ている間に布団にもぐり込むようになる。忙しいな。