- 西沢5ミリ「女たるもの!」(ナンバーナイン)
2025年6月25日刊。元は同人誌で2025年3月刊。83ページ。
しばらく見ないうちに絵柄が変わったなあ。自分としては「神絵師と付き合いたい!」の頃の方が、初々しくて好きだったけど……
ストーリーはいかにも西沢5ミリ節である。鶴野は、中学生時代に憧れていた天塚が、大人になって再会したら、男性に求められることで自尊心を満たしていることを知ってショックを受ける……
「一人で生きていかなくてもいいですが一人でも生きているぞという気概は身に着けていきましょう。女たるもの!」
しびれるセリフだ。
ただ、言わんとすることはわかるし、賛成もするが、失恋はものすごく自己肯定感を下げるし、もてるのはその逆なのも事実ではないだろうか。
よく結婚すると(彼女ができると)急にモテるようになる、と言われる。特にこれまで全然もてなかった人に顕著な現象で、それで舞い上がって浮気し、一番大切な人に振られて一生を台無しにする、みたいな話があるが、あれも、一人の人から好かれることで自己肯定感が爆上がりして、ぐっと魅力的になるということだろう。
鶴野も、天塚が数回それぞれ違った男性と仲良さそうにしているのを見ただけで「セックス依存症」だと決めつけたり、ちょっと拗らせている感もあり、ある意味ではお似合いの二人なのかも知れない。

