2025年8月8日刊。「コミックアース・スター」2024年11月、2025年1月~5月掲載。発売と同時に購入。
新型銃の威力で敵が恐怖に陥った……ということかと思ったが、「誇り高き(武田)兵たちは敗北が決定的でも逃亡者は極端に少なく」とある。
理想の戦は序盤で圧勝し、敵の戦意を失わせることだ。それができずがっぷり四つに組むと、いくら戦力差があっても勝者側にも相当の被害が出る。それでも武田に勝てばお釣りがくると信長や家康は考えただろうが、静子の胸中はいかばかりであろうか……。
とまれ、ここで武田信玄が命を落とす。史実からの大きな変更だが、今後はどうなるのか。信玄が死んでも武田が滅びたわけではない。武田領も手つかずだ。だから、その後の歴史もそこまで大きくは変わらないのか。しかし病死で、かつそのことが伏せられた史実と、家康・信長連合軍が力で倒したというのでは違うと思うが、長篠の戦が二年早く起きたということか。
武藤喜兵衛も自らの命と引き換えに部下の助命を願い出て来た。これも気になる。ここで死ぬと関ヶ原が……いや、本作ではそこまで描かれることはないか。処刑のシーンはなかったから、生き延びたのかも知れない。
さて、足満と近衛前久は信長の密命を受け、静子にも内緒で越後に向かう。上杉謙信の調略かなと思うが、静子に内密で何を考えているのだろうか? というところで終わり。次の巻が待ち遠しい。

