- 方手雅塚「ある数値流体力学研究者の挑戦」(Independently published)
2024年6月7日刊。
twitterで紹介が流れて来て、面白そうなので購入し読み始めたら止まらず、一気呵成に読んだ。
何事にも前向きに挑戦する姿勢は素晴らしいが、こんな不安定な生活は、自分ならイヤだ。とはいうものの、自分もこの人とは別の意味で不安定な人生を歩んで来たよね。この人はそれを是としているが、自分はそうせざるを得なかっただけで、できることならもう少し安定した人生を送りたかった。
人前で発表することが好きで、受けを取ろうと工夫を凝らすことや、新型コロナでオンライン発表になり、訊いている人の反応がわからずつまらないと感じたことなどは、まるで自分のことを見ているようだった。
前半までは知っている人の名前が出て来ず、自分の世界の狭さを実感させられたが、半ばでVKI(フォン・カルマン研究所)が出て来た時は笑みがこぼれた。
アメリカの大学院へ行くことを当初から決めていたようだが、 なぜアメリカだったのだろうか。この時代のCFD研究は、ロンドン大学やハウエル研究所を中心とするイングランドが中心だったのではないかと思うが……。と思いつつ、読みながらいろいろ調べていると、NASAラングレー研究所などではある意味最先端の研究を行なっていたようだ。
著者名の横に本名が西川裕章だと併記され、本文中で著者を呼ぶ声は「西川」である。筆名をつけた意味は……?
お尋ねしたいことがあるが、メールアドレスの記載がない。さて、どうしたものか。

