鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「紫電改のタカ」1

  • ちばてつや「紫電改のタカ」1(コルク)

「週刊少年マガジン」1963年7月~1965年1月連載作品。

前々から作品名は知っていたが手に取る機会がなかった。kindle版で出ていることを知り購入。第一巻は2023年5月17日刊。三年前に既に出てはいたのか。

第二次大戦末期の昭和19年夏、台湾南部にある高雄基地、名機「紫電」で編成された七〇一飛行隊に、少年飛行兵・滝城太郎がやってきた。訓練ばかりが続いていた七〇一飛行隊だったが、滝が入って早々実戦の機会が訪れる。勝手に編隊を離れ、単独行動をとった滝は大目玉をくらうが、仲間達には受け入れられる。ある時、フィリピンのマルコット米軍基地を七〇一飛行隊だけで襲撃せよという緊急指令が入って……(Amazonの紹介文より)

どんなはなしかと思ったら完全な戦記物で、ちばてつやがそうした作品を描いていたことに驚く。

滝が敵の弾の破片を頭に受けて傷を負った時に、医師の手当てを受けずにアルコールを頭にぶわっとかけ、自分で包帯をくるくる巻いてよしとしたシーンは、「エリア88」でグレッグが登場した時に同じことをやっていた。

「エリア88」と言えば、滝らが敵の基地に侵入した際に敵の服を脱がし、それを着て変装しようとしたものの、大き過ぎたため、二人羽織をするシーンがある。「エリア88」でもシンとミッキーが砂漠空母に捕まって脱走を図る際に、やはり二人羽織をしていた(この時はシンが手にケガをし、ミッキーが脚にケガをして歩けなかったためだが)。真似をしたと言うと語弊があるが、この作品が下敷きになったのは間違いないだろう。

ちばてつやの絵柄はこの時期のものが好きだ。このあと「ハリスの旋風」そして「あしたのジョー」に続いていく。



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