鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「異世界帰りの勇者が現代最強!」4~5(未完)

  • 原作・白石新、キャラクター原案・たかやKi、漫画・さめだ小判「異世界帰りの勇者が現代最強!」4, 5(スクウェア・エニックス)

4巻は2022年5月7日刊、5巻は2023年5月6日刊。

異世界で、大樹はレーラを救おうとするが助けきれず、レーラは「今度生まれ変わったらにぃにぃのお嫁さんにしてね」と言って死ぬ。この世界で大樹があまりにも勇者とかけ離れていたため、当初はにぃにぃだと気づかなかったが、そうだとわかってからはなんとか約束を果たしてもらおうと画策するが、当の大樹は、そもそもあの約束を覚えているのかどうか……

そこで阿倍野輝夜に相談すると、「お人好しの彼はたくさんの人を助けまくっているから、多くの人から感謝されただろう、それをいちいち覚えているわけがない」と断じ、どうしてそんな約束にすがるのか? 今のレーラとしての魅力で彼の心を奪えば済むのでは? とあっけらかんとして言うのは、まさにその通りだなあと感心した。この時点で阿倍野輝夜は大樹の彼女なわけだから、恋敵になるのだけど、もちろん阿倍野輝夜としては自分が負けるとは思っていないのだが。

その後、ヴァチカン最強の六天聖の一人、リンフォード登場。同じヴァチカンだがレーラとは敵対する立場で、レーラは配下のガーディアンズを招集。そしてあれやこれやあってリンフォードとレーラ、輝夜、大樹の間で死闘が繰り広げられることになる。このあたりの展開の面白さは抜群で、読み始めたら止められなかった。

ところで、単行本は21話まで収録されており、その後三年以上経つが、6巻が出る気配はない。ガンガンオンラインでは24話②まで、アプリ「マンガUP!」では24話④まで掲載されているが、掲載日は2025年5月25日と一年以上前。事情はわからないが、仮に打ち切りだとしても表向きは話を完結させるものだと思うが、途中放置はどういうわけか。原作者のブログによれば、コミカライズ作品の評判は悪くなかったようだが。