- 似鳥鶏「戦力外捜査官(河出文庫)
2012年9月単行本刊。文庫本は2013年10月20日刊。文庫化早いな。
海月千波警部と設楽恭介巡査のバディもの、かつ、美少女のドジっ子もの。
海月はドジでまともに仕事ができない上に余計なことを言って操作を撹乱するが、一応キャリア組なので、現場の所轄の人たちは扱いに苦慮していた。お目付け役として設楽が組まされるが、海月に巻き込まれて一緒にドジを踏む羽目になり、ついに捜査本部では員数に数えてもらえなくなる。
そんなおミソな二人が遊軍として活躍し、事件の真相に迫っていく……というもの。
事件自体はサスペンスフルで面白かった。強いて言えば、途中まで二つの事件が別個に語られるが(終盤でひとつに収斂するが)、Aの事件のあと、Bの事件が語られ、その後Aに話が戻った時、Aの事件が何処まで語られ、誰がなんだったのかを忘れており、ページを戻して読み直さないといけなかった。自分の記憶力の劣化のせいで作品の落ち度ではないが、もう少しわかりやすくはできないものか。冒頭で登場人物一覧を出すとか。
事件が解決したあとも少々間延びが過ぎていたように思う。このあたりのイチャコラぶりは(当人はイチャコラしているつもりはないだろうが)、好きな人は好きなんだろうけど。

