エッセイ
矢野健太郎「おかしなおかしな数学者たち」(新潮文庫) おかしなおかしな数学者たち (新潮文庫 草 219-6)作者:矢野 健太郎新潮社Amazon1984年6月15日刊。「ゆかいな数学者たち」同様、世界中の数学者との交友を描いたエッセイ。蔵書の再読。購入したのは198…
矢野健太郎「ゆかいな数学者たち」(新潮文庫) ゆかいな数学者たち (新潮文庫 草 219-4)作者:矢野 健太郎新潮社Amazon1981年12月1日刊。古い本だ。執筆時、矢野は69歳。世界中の数学者との交友を描いたエッセイ。蔵書の再読。購入したのは1984年7月6日、大…
松任谷正隆「僕の散財日記」(文春文庫) 僕の散財日記 (文春文庫)作者:松任谷 正隆文藝春秋Amazon初出は「メンズ・イーエックス」2001年3月号~2005年7月号。単行本は2005年12月刊。文庫本は2009年3月10日刊。文庫本が出た時に作者名で即買いしたものと思わ…
山田久美雄「僕のむかし話 逗子~呉~集団疎開、そして敗戦の記憶」 2023年5月刊。知人の自費出版本。一般の方は入手できない(kindleあたりに置いてくれないかな……)。ひとことで言えば「よくぞ書き残してくれました」。そういうことがあったと頭で知ってい…
阿刀田高「楽しい古事記」(角川書店) 楽しい古事記 (角川文庫)作者:阿刀田 高KADOKAWAAmazon2000年5月30日刊。1999年1月~12月まで「本の旅人」に連載されたもの。阿刀田高の「ギリシア神話を知っていますか」(1981年)は新しい境地を開いたと思う。類似…
清少納言「枕草子」 「徒然草」は全段持っているのだが、枕草子は持っていなかった。一段を読んでみたくなり、購入。現代語訳や注釈本ではなく、オリジナルであれば、青空文庫あたりで無料で読めるのではと思ったが、有料だった。始めから終わりまで通読する…
宍戸周夫「コンピュータ技術者になるには」(ぺりかん社) タイトルに惹かれて、つい購入。何人かの著名人のインタビューと、著者による解説とでできている。解説ページの方が長く、インタビューの方はどちらかというとアクセントとして入っている印象だ。し…
北大路魯山人「だしの取り方」(青空文庫) 本には厚いものもあれば薄いものもあるが、紙の書籍の場合は、印刷や販売の都合上、薄いといっても限度があり、厚いといっても限度がある。電子書籍でも、紙の書籍を電子化したものは当然その影響を受けるが、はじ…
ロンブ・カトー、米原万里訳、「わたしの外国語学習法」(ちくま学芸文庫 ロ3 1) わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)作者: ロンブカトー,Lomb Kat´o,米原万里出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2000/03/01メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 189回この…
北大路公子「ああ無情の泥酔日記」(新潮文庫) かつて「Web日記」なるものが一世を風靡した時代があった。少し遅れてブログが登場し、「ブログ」という言葉の意味がわからないとか、日記とブログはどう違うのかとか、「あなたは日記派? ブログ派?」なんて…
村上龍、「『わたしは甘えているのでしょうか?』(27歳・OL)」(青春出版社) 発言小町やお嫁さんな井戸端会議など、ネットでは人生相談サイトが大人気であるが、どうもしっくりこないものを感じていた。回答する人が素人だからかな、と思い、本書を手にし…
佐藤真由美、「恋する四字熟語」(集英社文庫) 四字熟語といってもお勉強の本ではなく、四字熟語をタイトルにしたエッセイ集。恋愛がテーマのものが多く、大人の男女であればごく普通の行為でも、一般論ではなく自分の体験談として語られると結構生々しい。…
児玉清、「寝ても覚めても本の虫」(新潮文庫) 児玉さんが亡くなられてから書店に並ぶようになった(ようなきがする)。こんな著作もあったのかと購入。児玉さんがたいへんな読書家であったのは有名な話で、翻訳を待ちきれず原書で読む、というエピソードも…