鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ビブリア古書堂の事件手帖」2

本巻は未読だと思っていたが、第一話の読書感想文の話は記憶にあった。それ以降はなし。読んだのか、読んでないのか、第一話だけ読んでやめたのか、でも第一話を読んでやめられるとは思えないがな……

栞子の母登場。いや登場していないけど、存在が暗示される。栞子と妹を置いて出て行ってしまったっため、恨みや憎しみや、寂しさや、複雑な感情を抱えているが、どうもこの母親というのが、栞子さん同様本の虫であり、しかも「謎解き」に関しては栞子を上回る才能の持ち主だったらしい。ただし、性格も必ずしも善人ではなく、自分の得になることであればなりふり構わないところがあり、栞子はその点を嫌悪しているが、同族嫌悪の傾向も、なきにしもあらず。

なお、大輔の元カノも登場。晶穂に愛されていたんだねえ。僕だったら栞子よりも晶穂を選ぶが、大輔にその選択肢はないんだろうな。



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「ビブリア古書堂の事件手帖」(漫画)

漫画版。映画よりずっと原作に忠実だ。キャラクターもなかなか原作のイメージをよく反映していて、しかも今風だ。当たり前だが文字で読むより絵で見た方が風景はつかみやすい。

しかしテンポが遅い。この単行本は原作でいうと一巻の半分。倍に間延びしていることになる。面白くなくはないけど原作で十分だな、と思った。



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「ビブリア古書堂の事件手帖」

ふと、文庫本を自分が所持していることに気付いた。映画を見て興味がわいたので購入したのだろう。一度は読んだはずだが記憶にない。ちょっと読み始めたら離れられなくなり、一気に読了した。

連作短編小説だが、全体がひとつの大きな話にもなっているという入れ子構造になっている。加納朋子などが一時期この手法を好んで使っていた印象がある。

映画がBDでリリースされてから、一度レンタルして見ているが、その時、大輔が家の鴨居に頭をぶつけるエピソードがなかったため、不思議に思った覚えがある。あれこそが紛れもない、祖母の不倫の証拠であり、重要なエピソードである。それがなければ単なる空想に過ぎなくなってしまうからだ。で、それは映画にも取り入れられていたと思い込んでいたが、そうではなかった。

もちろん、原作にはある。ということは、DBをレンタルした時点ではこの原作小説は読んでいたということだ。まあでも、各話の謎についてはすっかり忘れていたため、楽しく読めた。忘れっぽいのはミステリーを読む時には得だ。

人物描写は映画や漫画の方がどうしても強いが、古書の解説は、やはり小説に限る。



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「幸せカナコの殺し屋生活」3

4月に発売されていたようだが知らなかった。過去何度もあったことだが何度でも繰り返す。1巻も2巻もAmazonで買っているのだ。そしてAmazonのサイトには頻繁にアクセスしているのだ。3巻が出るよ! というお知らせくらいしてくれたらどうなんだ! 泣くぞ!!

待望の3巻である。連続殺人(?)犯を追いかけていた竹原刑事と、同僚の大森刑事との三角関係、初めての(桜井センパイとの)帰省、別の殺し屋から執拗に狙われるなど。一瞬の裏をかいて敵の手から逃れ、返り討ちにするカナコが見事。

とにかくカナコのメンタルは弱いんだか強いんだかわからないところが面白い。4巻は来月早々に発売のようだから、これは見逃さないようにしなければ。


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「佐伯さんは眠っている」5(完結)

体育祭が始まる。二人で一緒に準備したり、休憩したり、すっかりいい関係になっている。また、時宮の走る姿勢を見て佐伯さんが欠点をアドバイス、当日のレースでこれまでより速く走ることができるようになるなど、いい影響を与え合う関係に発展している。

ちなみに、三島と赤城さんも、一緒にカラオケ行って三島の歌がうまいのを知った赤城さんが、音楽のテストの前に三島に教わりに行くという、なかなかの関係になっている。赤城さんが異性として三島を意識しているかと言えば、違うような気もするが。

伊達眼鏡を買うため日曜に一緒にショッピングモールに行くのも、もう意識せず普通に二人で出かけている。

時宮と知り合って世界が広がったことに佐伯さんが感謝するところで大団円を迎える。

最後まで告白することもなく、キスもせず、それどころか手も握らず、何の発展もないまま終わったことに不満を持つ人も少なからずいたようだが、僕はこれでいいと思う。そういうことが気になるのも自然な感情ではあるが、「川柳少女」は後半はそのことにばかり意識がいってしまい、かなりどぎつくなってしまった。高校生と中学生の違いもあるが、まずは人として、仲がいい、いい影響を与え合える、相手のことを尊敬できる、そして一緒にいて楽しい。それが一番大事なことだ。



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「佐伯さんは眠っている」4

1巻のところで、森繁拓真の「となりの関くん」、福田泰宏の「まどからマドカちゃん」の系譜になる「シュールな隣人観察もの」かと思ったが、それとは違うようだと書いた。

どちらかというと、

が類似作品になるのかも知れない、と、本の紹介やレビュー記事などを読んで考えている。が、読んだことがないのでわからない。いずれ読んでみたい。

友人の三島はどうやら赤城さんに気がある様子。赤城さんの家は釣具屋で、だから? 三島も釣りを始めようとする。一緒に釣りに行ったりして急接近。ほー、この作品は佐伯さんと時宮だけではないのか。

しかし何と言ってもハイライトは夏祭り+花火。佐伯さんは時宮と一緒に出かけるために、浴衣まで用意してきたのだから。夜店で手に入れたペンダントを時宮がプレゼントすると、殊の外喜ぶ。ええ子や。

次の行事は体育祭は予告されて4巻終了。



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「佐伯さんは眠っている」3

今回は、時宮が勇気を出して佐伯さんをプールに誘う。佐伯さんは喜び、プールがどんなに楽しみかを語る。時宮が「いっしょなのがオレで申し訳ないけど……」と言うと、「時宮くんと一緒だから楽しみなんだよ」と答える。

佐伯さんは素直で正直でいいねえ。これはもう告白に等しいと思うが、奥手(?)の時宮はそこから押せない。押せなくていいんだよ。その空間、その雰囲気を、今は目一杯楽しんでいろ。

プールは時宮から誘ったのだが、夏休みに花火を見に一緒に行こうと佐伯さんから誘うところで3巻終了。4巻のハイライトは花火大会かな……



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