鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「戦国小町苦労譚」11

  • 原作・夾竹桃、平沢下戸、作画・沢田一「戦国小町苦労譚 農耕戯画」11(アース・スターコミックス)

2022年5月22日刊。「デジタル版コミックアース☆スター」2021年11月~2022年3月掲載。

森可成は瀕死の重傷を負うが、回復した。しかし静子は敗戦の責任を感じ(実際には、初めて人を殺したストレスから?)高熱を発し倒れてしまう。信長から静養を命じられ、本巻では静子の発明(?)は鉈の変形ぐらい(これは勝蔵こと森長可に脳天かち割り鉈として活用された)。勝蔵は、命に逆らう村や寺を片っ端から焼き払い、皆殺しにするなど、史実以上に凶暴に暴れまわっている。静子の前では可愛いが。

体力の回復した静子は、六角軍と戦う徳川軍へ援軍として出陣。忠勝と再会。

しかし信長包囲網は思ったより強力で、信長は追い詰められていく。信長配下の将たちは、周囲の勢力から次々に調略の手が伸びる。そして近衛前久の元には「越後の龍」が……