小説
ダイスケ「庭に穴ができた。ダンジョンかもしれないけど俺はゴミ捨て場にしてる」1(一二三書房) 庭に穴ができた。ダンジョンかもしれないけど俺はゴミ捨て場にしてる(サーガフォレスト)1作者:ダイスケ一二三書房Amazon2022年12月15日刊。同題の漫画をア…
ヨン・フォッセ、伊達朱実訳「朝と夕」(国書刊行会) 朝と夕作者:ヨン・フォッセ国書刊行会Amazon2024年8月26日刊。原著者は2023年のノーベル文学賞受賞者。全体が二部に分かれている。といっても、第一部は24ページ、第二部117ページだから、主眼は第二部…
木下半太「鈴木ごっこ」(幻冬舎文庫) 鈴木ごっこ (幻冬舎文庫)作者:木下半太幻冬舎Amazon2015年6月10日刊。文庫書き下ろし。最近古書店で購入した(珍しく)紙の本。2,500万円の借金を背負い、返す当てのない男女四人が集められ、一年間、鈴木になって暮ら…
土橋章宏「超高速! 参勤交代」(講談社文庫) 超高速! 参勤交代 (講談社文庫)作者:土橋章宏講談社Amazon単行本は2013年9月刊。文庫本は2015年4月15日刊。蔵書の再読。これはよく覚えている。覚えているのは小説の方ではなく、三度も見た映画の方だが。映画…
モーリス・ルブラン著、南洋一郎訳「怪盗紳士」(ポプラ社) 怪盗ルパン全集(2) 怪盗紳士 (ポプラ文庫クラシック)作者:モーリス・ルブラン,南洋一郎ポプラ社Amazon単行本は1958年刊。自分らの世代の人間が少年少女時代に夢中になって読んだルパンのシリー…
石持浅海「温かい手」(創元推理文庫) 単行本は2007年12月刊。文庫本は2010年5月14日刊。連作短編。蔵書の再読のはずだが読んだ記憶がない。石持作品をつんどくにするはずがないから、忘れたということだろう。おかげで衝撃のエンディングもちゃんと衝撃を…
矢崎存美「訪問者ぶたぶた」(光文社文庫) 訪問者ぶたぶた (光文社文庫 や 24-6)作者:矢崎 存美光文社Amazon2008年12月20日刊。文庫書き下ろし。「神様が来た!」「伝説のホスト」「気まずい時間」「ふたりの夜」「冬の庭園」所収。連作短編集(だと自分は…
平田俊子「ピアノ・サンド」(講談社文庫) ピアノ・サンド (講談社文庫)作者:平田俊子講談社Amazon単行本は2003年12月1日刊。文庫本は2006年11月15日刊。蔵書の再読と言いたいところだが、蔵書ではあるのだが読んだ記憶が全くない。つんどくも確かに多いけ…
雨穴「変な家2 ~11の間取り図~」(飛鳥新社) 変な家2 ~11の間取り図~作者:雨穴飛鳥新社Amazon2013年12月15日刊。満を持しての続編。前作が話題になったため、たびたび相談が持ち込まれるようになり……という、本当にあった案件のような体を取っている。…
篠原美季「よろず一夜のミステリー 水の記憶」(新潮文庫) よろず一夜のミステリー: 水の記憶 (新潮文庫)作者:美季, 篠原新潮社Amazon2012年4月1日刊、文庫書き下ろし。蔵書の再読、のはずなのだが、読んだ覚えが全くない。つんどくだったか……とも思うが、…
山田健「遺言状のオイシイ罠」(ハルキ文庫) 遺言状のオイシイ罠 (ハルキ文庫 や 9-1)作者:山田 健角川春樹事務所Amazon単行本は2007年3月24日、「東京・自然農園物語」という題で草思社刊。文庫本は2009年5月1日刊。蔵書の再読と言いたいのだが、これもつ…
大石静「愛才」(文春文庫) 愛才 (文春文庫 お 21-6)作者:大石 静文藝春秋Amazon単行本は2000年2月1日刊。文庫本は2003年12月1日刊。「初の書き下ろし長編」と銘打たれているが、小説としては「鎌倉ペンション物語」「ヴァンカンサン・結婚」に次いで三作目…
三浦しをん「月魚」(角川文庫) 月魚 (角川文庫)作者:三浦 しをんKADOKAWAAmazon単行本は2001年5月刊。文庫本は2004年5月25日刊。連作短編集三編収録、というか、長編(中編かな)一編に極短編二編というべきか。古書店「無窮堂」を営む本田真志喜と古書の…
三浦しをん「ロマンス小説の七日間」(角川文庫) ロマンス小説の七日間 (角川文庫)作者:三浦 しをんKADOKAWAAmazon2003年11月22日刊。単行本の情報が見つからない。文庫書き下ろしか?半同棲中の倦怠期(?)カップルという現代の恋物語と、主人公の女性が…
三浦しをん「むかしのはなし」(幻冬舎文庫) むかしのはなし作者:三浦しをん幻冬舎Amazon単行本は2005年2月25日刊。文庫本は2008年2月4日刊。短編集。7話所収。それぞれの話の冒頭に、「かぐや姫」「花咲か爺」など著名な昔話の要約が掲載されている。その…
柴田よしき「やってられない月曜日」(新潮文庫) やってられない月曜日作者:柴田 よしき新潮社Amazon単行本は2007年8月1日刊。文庫本は2010年7月1日刊。連作短編集。蔵書の再読。このような内容の小説をなんとカテゴライズすればいいのかわからない。主人公…
石持浅海「耳をふさいで夜を走る」(徳間文庫) 耳をふさいで夜を走る (徳間文庫)作者:石持浅海徳間書店Amazon単行本は2008年6月17日刊。文庫本は2011年9月2日刊。蔵書の再読。前回読んでからたかだか10年くらいしか経っていないはずだが、全く覚えがなかっ…
三谷幸喜「清須会議」(幻冬舎) 清須会議作者:三谷幸喜幻冬舎Amazon2012年6月27日刊。映画は何度か見て抜群に面白かった。原作本を見つけたので読んでみた。脚本・監督と同一人物だから当然ではあるが、同じテイストの作品で違和感はなかった。あまり小説を…
三浦しをん「舟を編む」(光文社) 舟を編む作者:三浦 しをん光文社Amazon2011年9月20日刊。初出は「CLASSY」2009年11月号~2011年7月号。「CLASSY」はファッション雑誌(月刊誌)。小説誌ではなくそんな雑誌に掲載されていたのか!映画は二回見たが原作の小…
石持浅海「BG、あるいは死せるカイニス」(創元推理文庫) BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫)作者:石持 浅海東京創元社Amazon単行本は2004年11月30日刊。文庫本は2009年10月16日刊。学園ミステリー。蔵書の再読。時期的にはこちらが早いが、「人柱…
石持浅海「人柱はミイラと出会う」(新潮文庫) 人柱はミイラと出会う (新潮文庫)作者:浅海, 石持新潮社Amazon単行本は2007年5月1日刊。文庫本は2010年1月28日刊。連作短編集。念のために宣言しておくが、ミステリーである。蔵書の再読。アメリカから日本へ…
石持浅海「見えない復讐」(角川文庫) 見えない復讐 (角川文庫)作者:石持 浅海KADOKAWAAmazon単行本は2010年9月1日刊。文庫本は2013年9月25日刊。蔵書の再読。憧れの人が自殺したことを恨み、大学に復讐を誓う田島祐也と同調者二人。この三人がいかに復讐を…
雨穴「変な家」(飛鳥新社) 変な家 文庫版作者:雨穴飛鳥新社Amazon2021年7月22日刊。2023年に最も売れた本だそうな。映画を見て、こんな話だったかな? と思って再読。映画はホラーだったが、小説はサスペンスミステリー。設定は似ているものの、全く違う作…
石持浅海「扉は閉ざされたまま」(祥伝社文庫) 扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)作者:石持浅海祥伝社Amazon単行本は2005年5月20日刊。文庫本は2008年2月8日刊。本作は2006年に第6回本格ミステリ大賞(小説部門)の候補となっている。蔵書の再読。最終的には…
伊坂幸太郎「チルドレン」(講談社文庫) チルドレン (講談社文庫)作者:伊坂幸太郎講談社Amazon単行本は2004年5月21日刊。文庫本は2007年5月15日刊。陣内、盲目の永瀬、永瀬の彼女の優子、陣内の友人の鴨井、陣内の後輩の武藤。共通するキャラクターが登場す…
奥田英朗「ララピポ」(幻冬舎文庫) ララピポ (幻冬舎文庫)作者:奥田 英朗幻冬舎Amazon単行本は2005年9月27日刊。文庫本は2008年8月7日刊。連作短編。ひとつの長編とも読める。蔵書の再読。あれ、奥田英朗ってこんな暗い、下卑た話を書く人だったっけ、と驚…
檀上りく「幸福の王子」(小学館文庫) 幸福の王子(小学館文庫)作者:檀上りく小学館Amazon2009年4月7日刊。文庫書き下ろし。「ベストフレンド」「正義の味方」「カサブランカ・ハウス」「GO TO HELL」「水玉少女」「幸福の王子」の6編所収。主人公の年齢や…
柴田よしき「小袖日記」(文春文庫) 小袖日記 (文春文庫)作者:柴田 よしき文藝春秋Amazon単行本は2007年4月1日刊。文庫は2010年7月9日刊。恐らく新装版が2022年4月に刊行されたものと思われる。連作短編集。蔵書の再読。当時も面白く読んだ記憶があるが、「…
恩田陸「朝日のようにさわやかに」(新潮文庫) 朝日のようにさわやかに (新潮文庫)作者:陸, 恩田新潮社Amazon2010年5月28日刊。表題作「朝日のようにさわやかに」を含む全14編の短編集。蔵書の再読。といっても、ほとんど記憶にない。当時は買っただけで読…
沢村凛「カタブツ」(講談社文庫) カタブツ (講談社文庫)作者:沢村 凜講談社Amazon2008年7月15日刊。単行本は2004年7月刊。短編集。 「バクのみた夢」 「袋のカンガルー」 「駅で待つ人」 「とっさの場合」 「マリッジブルー・マリングレー」 「無言電話の向こう側」 所…