鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「博士の愛した数式」

単行本は2003年8月29日刊。

江夏の背番号が完全数だったかどうか確かめようと本書を開いたのだが、やめられなくなった。結局、最初から最後まで読んでしまった。

素晴らしい小説であることは論を俟たないが、最近は、ある程度の年齢の人がどんどん衰えていく様子を描いた作品を見ると、胸に刺さる。朝ドラ「らんまん」のタキさんとか。そういうお年頃になったということだ。